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特任教員

Alumni

宮坂 昌之
2012年4月-2019年3月 特任教授

1973年京都大学医学部卒、1981年オーストラリア国立大学ジョン・カーティン医学研究所免疫学博士課程修了、1981年スイス・バーゼル免疫学研究所でPIを務めた後、1987年から東京都臨床医学総合研究所でPI。1994年大阪大学医学部教授、2012年定年退職。同年4月〜現職。海外で10年近く過ごし、身をもって日本と欧米社会の考え方の違いや言葉の重要性を体験しました。失敗を恐れずにチャレンジすることが大事です。

深田 宗一朗
2012年4月-2018年3月 特任准教授

学部時代の薬学・免疫学の教育をベースに、骨格筋幹細胞の研究に取り組んでいます。私の研究の目標は骨格筋幹細胞・再生研究を通じて、筋ジストロフィーなどの難治性筋疾患治療の確立に貢献する事です。アインシュタインの『Imagination is more important than Knowledge』の言葉を実践できるよう、学生や実験結果との対話からうまれる想像(妄想)をライフワークとして教育・研究を行っています。

山下 沢
2013年4月-2014年3月 特任准教授

薬学領域で学位を取得した後、博士研究員を経て、フランスのEcole Polytechniqueでキュリー夫人財団研究員として工学的手法を主に用いた研究に従事。異なる領域において異なる言語や文化の環境で研究を行うことの楽しさを体験した後、2008年7月に大阪大学大学院薬学研究科の助教として着任。2013年度より現職。
本プログラムにて自己の研鑽を積みながら、学生の皆さんが世界基準で物事を考え研究成果を積極的に世界へ発信出来る能力を身に付ける、その一助となれるよう、教育および研究に携わっていきたい。

本坊 恭子
2012年6月-2018年6月 特任講師

融合研究に基づく本プログラムでは、生命科学研究の各分野に特化した思考に触れることができる貴重な機会に恵まれています。専門性の追求から生じる限界を克服し、普遍的な考え方を学び、物事を発想できるよう、自身の教育研究経験に反映していきたいと考えています。グローバル・スタンダードに見合った教育研究の水準基標を意識し、疾患治療の実現を目指すべく学生と教員、国内外の研究者が行き交う国際面において、円滑な教育研究環境の提供への一助となれるよう努めてまいります。

西部 真理子
2012年4月-2018年3月 特任助教

脳梗塞後、脳外傷後の前脚の運動機能回復に、残された脳細胞の可塑性による代償的働きが伴うことが近年わかってきました。カンザス州立大学メディカルセンターで、Randolph Nudo 先生のもと大脳損傷後の中枢神経可塑性を生理レベルで研究しました。今年から、山下俊英先生の研究室で、脳細胞の可塑性を構造、分子レベルでの調査を始めました。学生と共に本プログラムで成長していきたいです。

竹下 浩平
2013年4月-2018年3月 特任助教

私はX線結晶構造解析により分子を原子レベルで探り機能を理解するといった構造生物学を専門としています。現在の主な研究対象は電位依存性プロトンチャネルです。本プログラムに参加させて頂き、皆さんが分野の垣根を超えた教育を受けることによって、将来的に独自の“Master key”で様々な異分野研究の扉を切り開き、生命科学の難題を解決できる様な人材に成長しくれることに貢献できればと思います。

本多 典広
2013年4月-2018年3月 特任助教

私は生体組織光学(Tissue Optics)的アプローチによる、レーザーと生体組織との相互作用の機序の研究に取り組んでいます。研究の目的は、生体組織と種々レーザーとの生体相互作用に対する知見の取得、また、それを生かす治療法の開発です。将来の日本を支える人材を育成する教育現場であるという意識を持ち、本プログラムにおいて、医工学の知識を活用してイノベーション能力の育成に貢献したいと考えています。

門 祐示
2012年4月-2018年3月 特任助教

私はこれまで生命機能を司る蛋白質(Peroxiredoxin, Cyclooxygenase等)の構造機能相関を研究してきました。立体構造からは反応機構や阻害剤結合様式が明らかとなるため、医薬品等への応用が論理的に展開できます。現在、抗炎症剤のターゲットであるProstaglandin D synthaseや、大腸がん特異的蛋白質と抗体との複合体のX線構造解析に取り組んでいます。本教育プログラムでは、構造生物学の観点から生命現象を理解し、生体を俯瞰的に捉えアウトプットできる学生の育成を目指します。

Kang Sujin
2012年4月-2014年3月 特任助教

2005年に来日し、大阪大学工学部の生命先端分野(Biotechnology English Special Course)で2年間微生物の代謝産物分析に関する研究を行い修士学位を取得しました。2008年に微生物病研究所の熊ノ郷淳教授(現、医学系研究科 内科学講座)のラボに移し、免疫反応調節分子セマフォリンの機能解析により博士号を取得しました。人体には自己と非自己を識別し、有害な非自己を生体から排除する免疫機構が存在します。なぜ、免疫機構の破綻により自己免疫疾患などが引き起こされるのかはまだ謎であります。このような不思議な人体の謎を解ける研究を行いたいと思います。

藤井 慎介
2012年4月—2014年9月 特任助教

私は、歯学部卒業後、歯学博士号を取得し、臨床系の教員として大学病院で歯科医療・教育・研究に従事しておりましたが、一念発起し、平成23年度から医学系研究科分子病態生化学で研究しています。本プログラムでは、生化学や細胞生物学的手法を駆使して細胞レベルにおけるシグナル伝達機構を理解でで きるよう指導します。「基礎医学研究」で得られた情報を、組織・個体レベルの事象へと展開し、「疾患」の診断や治療に応用していけるよう、指導学生と共に 研究に邁進したいと考えています。

笠井 淳司
2012年4月—2014年9月 特任助教

私のこれまでの研究は、血管生物学、神経科学、および神経免疫学と多岐にわたる。この複数領域を学んだ経験を生かし、統合失調症を含む精神疾患研究を多面 的な視点で取り組み、従来の研究では明らかにされなかった新たな生命現象の理解につなげたい。リーディング大学院の学生には、研究指導や英語研究発表会の 指導等はもちろん、それらに加えて、私がこれまでの研究や研究留学で得た知識および海外生活で感じた異文化などを積極的に伝えていきたい。

上川 裕子
2013年4月—2016年3月 特任助教

研究者は、一日中自分の好きな事ができる幸せな職業だ。
私のこれまでの研究は超分子化学、液晶化学、生体医用材料開発、化粧品開発と多岐に渡る。昨年から、化学の力で生体にアプローチするケミカルバイオロジーに取り組んでいる。
アカデミックと産業界、日本と海外、医学と工学、些末な違いはあれど、研究活動の本質に変わりはない。本リーディングプログラムを通じて学生皆様の中にある見えない垣根を取り払い、博士は楽しい、と思える人材育成に取り組みたい。

坂田 宗平
2012年4月-2015年3月 特任助教

本プログラムは各基礎科学研究分野間の壁を取り払い、生体をシステムネットワークの連関としてとらえ、種々の疾患を克服できるリーダーシップを備えた人材の育成を目標としています。このような次世代を担う優秀な学生の教育に携わることは、たいへん光栄なことであり、身の引き締まる思いです。私も学生たちに負けぬよう日々切磋琢磨し、本プログラムの理念を達成するために、邁進致したいと考えております。

松永 幸子
2012年4月-2015年3月 特任助教

研究者同士の、しかも学生時代における交流は、ごく近い領域に限られてしまうのが現状です。本リーディングプログラムを通じて、異なる分野に触れ、たくさんの先生や学生の皆様とコミュニケーションをとり、広く深くディスカッションする機会を得ることは、将来の自分自身の糧となり財産になると強く思います。5年後の学生の皆様が、心からそう感じられるように、また私自身も高めてゆけるように、日々精進してまいります。どうぞよろしくお願いします

蓑島 維文
2012年4月-2015年3月 特任助教

私は合成分子を使って生体の制御を試みるケミカルバイオロジーという領域に興味を持っています。現在は細胞の状態を調べるための蛍光プローブ分子を開発する研究を行っています。生体の仕組みを巧みに利用する必要があり、「こんなことができるんじゃないか」と考えながら分子をデザインし創りだすのを楽しみながら実験しています。このプログラムを通して自分自身も生体に対する視野を広め、疾患の診断、治療に貢献できるよう頑張っていきます。

辻 岳志
2017年4月-2018年9月 特任助教

私は、脂質二重膜小胞(リポソーム)を用いて人工細胞を構築することで、生命の起源を探る研究に取り組んでいます。特に、リポソーム同士を融合させ、リポソーム内に封入した内封液を他のリポソームに供給する、人工細胞への栄養供給法の確立を目指しています。本教育プログラムを卒業した身として、これまで二分野の研究に携わった経験や本プログラムで学んだことを生かし、研究において自ら課題を見つけ解決できるような学生の教育に貢献できればと思います。

勢力 薫
2017年4月-2022年3月 特任助教

私は、脳疾患の病態や薬物の治療効果の神経基盤の理解に貢献するため、疾患モデル動物の脳全体をミクロからマクロのマルチスケールでイメージングする光学顕微鏡システムの開発・応用に取り組んでいます。本プログラムでは、学生の皆さんが、異分野との融合研究など、新しい視点から生命現象を捉え、その仕組みを解き明かすための能力を養う手助けができるよう努めたいと思います。

Gajanan Subhash Revankar
2021年4月-2023年3月 特任助教

As a physician and a neuroscientist, my goal is to bridge clinical neurology with state-of-the-art diagnostics and intervention. My tryst with Japan (since 2017) has laid the foundation for my work in Parkinson’s disease and Dystonia where I am trying to unravel the gray-area where ‘movement disorders meets psychiatry’. The diverse interdisciplinary staff in IPBS and OU provides me with an opportunity to flourish and in-turn help me contribute towards students’ and patients’ knowledge transfer.