生体統御ネットワーク医学教育プログラム 大阪大学国際共創大学院学位プログラム推進機構 博士課程教育リーディングプログラム

11月21日（火）、中外製薬株式会社の服部有宏先生（研究本部）、小宮崇宏先生（研究本部・研究業務推進部）、大宮隆祐先生（創薬基盤研究部）をお招きし、企業座談会を行いました。

中外製薬株式会社は、バイオ医薬品の研究開発をリードする製薬企業であります。人間の免疫のしくみや抗体の働きを利用した「抗体医薬品」の開発が注目を集める中、いち早く抗体医薬品「アクテムラ」の開発に成功し、抗体医薬、低分子医薬、そして、特に「がん」領域を中心に、新薬の創製を展開しています。独自の抗体改変技術を用いたバイスペシフィック抗体などの開発に取り組んでいます。

第4回目となる今回の中外製薬株式会社との座談会では、希少性の高い疾患であっても、そこにアンメット・メディカルニーズが存在し、必要とする患者様がいる限り、それに答えるべく創薬を追究し、常に新しいターゲットに対する薬の開発をされていることを改めて学びました。また、個別化医療のあり方と、それに貢献すべく新薬の開発についても意見交換がありました。

学生の中には、研究職をはじめ、学年を追うごとに創薬への貢献の形について俯瞰的に考え始める者もおり、座談会では中外製薬株式会社の臨床開発職についても理解を深める機会をいただきました。