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Meet the Leaders 6 (Mr. Naoki Endo )

 Meet the Leaders
2015.7.17  

 

7月8日に第6回Meet the Leaders が開催されました。第6回Meet the Leaders ではウェブページ開発などのデジタルマーケティング支援事業を手掛けている株式会社beBit から遠藤直紀 代表取締役をお招きし、「長期顧客志向経営実現に向けた挑戦」という内容でご講演をいただきました。

本講演は、beBit創業の話から始まりました。遠藤さんは、当時アメリカで普及し始めていたインターネットに着目され、システム開発会社やアクセンチュアで数年働いた後、仲間と共に25歳という若さでbeBitを起業されました。しかしながら、当初はどのような事業を進めていけばいいのか暗中模索の状態であり、我々と同年代の時期から多額の借金を背負うことになってしまいました。そんな中でも、企業の根幹となる「どのような社会的課題を解くのか」という目標について真剣に考え、そして、ウェブユーザビリティの考えを取り入れ、マーケティングの舞台を顧客中心に据えるという当時は未開拓の領域にゴールを定められました。この理念の下、beBitは企業のインターネット活用を顧客中心のアプローチで支援事業を展開し、大きな成功を収められました。
現在beBitでは新たに、多数の企業の長期顧客志向経営の実現を目指した事業・コンサルティングを展開しています。これは、企業が単に売上を最終目的として経営(短期利益主義)するのではなく、顧客が喜ぶ製品・サービスを提供することを目標とすることで、顧客には感謝と笑顔が生まれ、その結果として企業は利益を確保できるというものです。この経営方針では、従業員も顧客からの感謝を受け取ることでやりがいを感じることができるため、笑顔と感謝に溢れた社会が構築可能となります。しかし、この考えを他の企業に浸透させるには、顧客志向の考えが実際に利益につながるということを証明していかなければならず、かなりの困難が想定されます。そのような状況でも遠藤さんは会社のリーダーとして進むべき道を決め、その実現を目指して日々邁進されておられます。このように、逆境の中でも芯たる部分をしっかりと定め、新たなことに周囲を巻き込んで挑戦していく遠藤さんの姿勢は、我々にとってとても刺激的であり、リーダー観を養成する上で非常に参考になるものでした。また、社会的課題と、それを解決する手法を突き詰めて考え実行していくスタイルは、起業者だけではなく、研究者やプロジェクトを立ち上げる立場にあるリーダーにも相通じるものがあると感じました。

今回の講演では、遠藤さんに企業経営者の視点からリーダーとしての考え方、在り方についてお話いただき、リーダーとしての一つのあるべき姿に触れることができました。また、遠藤さんの講演は、ユーモアたっぷりで多くの具体例・体験談が織り交ぜられており、参加者全員興味をもってお話を聞かさせていただきました。実際に、質疑応答も非常に活発に行われ、参加者一同、遠藤さんから多くのことを吸収することができたのではないかと思います。

最後にご講演頂いた遠藤さん、講演の企画にご協力いただいたbeBitの方々にお礼を申し上げ、また参加してくださった方々のご協力に感謝し、第6回Meet the Leaders の報告とさせていただきます。

 運営担当 :辻 岳志(IPBS 1期生)   松井 勇輔(IPBS 2期生)

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