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Meet the Leaders 17 (Mr. Tsuneo Naganuma )

 Meet the Leaders
2017.7.31  

7月13日に第17回Meet the Leadersが開催されました。

異分野を融合した研究・業務のリーダーとして活躍するための方法論を学ぶことを目標とし、今回は「株式会社アスカカンパニー」の代表取締役社長である長沼恒雄さまをお招きして「プッチンプリンと生命科学におけるリーダー論」というタイトルで講演いただきました。

アスカカンパニー株式会社は、企業や大学向けにプラスチック製品を成形するメーカーです。同社の特色として、普段の業務の過程で得た技術を用いて機器・装置開発と販売まで行っている点があり、生命科学研究のための機器も開発対象となっています。
企業ではアサヒ、グリコ、味の素、サンスターなど、大学では東北大、北大、熊本大、阪大に対して業務を行っており、筆者の所属研究室も同社の機器にお世話になっております。

講演の最初には、プリンのプラスチックカップの生産の様子や、その技術と工夫についてお話しいただけました。元々は不良品検出のための画像処理技術や、プリンカップからプリンを落とすための爪の強度を測るため技術だったものが、思わぬ形で他の業務にも応用できたというお話が印象深かったです。

中盤以降では、リーダーシップについて中心にお話しいただけました。組織外への情報発信(宣伝)は積極的に行うべきだということ、組織内でのコミュニケーションは言葉だけでなく見える形で行うこと、己を知ることの大切さとその簡易的な方法、そして自分を叱ってくれる人物や常に学び続ける姿勢を大切にすることの重要性などを教えていただきました。

質疑応答の時間では、参加学生全員が一人一つ以上の積極的な質問をしていたのがとても印象的でした。

本講演は、普段の研究で我々が行っている問題解決のための能力が、会社でもほぼ変わらず要求されるということがよく分かった貴重な経験であったと感じております。参加学生にはこのお話を通じて、普段の研究でさらに自らの力を磨くことの重要性を、リーダーシップに必要な能力とともに学んでいただけたのではないでしょうか。

最後に、ご講演頂いた長沼恒雄さまに深くお礼を申し上げ、第17回Meet the Leadersの報告とさせていただきます。

運営担当 三浦拓也 (IPBS5期生)

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