【海外インターンシップ/ウプサラ・トゥルク】中間報告
Post-event Reports
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2014.9.22 |
2014年9月7日から10月5日まで、GEヘルスケアとトゥルク大学へ、二期生の松本浩太朗君、桒原敦君、朴世薫君、山﨑修平君が、海外インターンシップを行っております。
以下、チームリーダーの、桒原敦君からの報告です。
2014年9月13日/No.1
スウェーデン組は、GEヘルスケアで最初の一週間を終えました。
初日に四人一緒にオリエンテーションを受けて以降、二組に分かれての研究に移っています。
私の組はタンパク精製を、他方の組はBiacoreの使い方を習い、新製品の試験や改善点等の提案を行っています。
仕事の終わりにはグループの方が食事に連れて行ってくれたり、水曜日の晩にはラッキーな事にライフサイエンス部門全体の大きなパーティーがあって、美味しい食事と生ライブ(スウェーデンの有名なバンドだったらしくすごい盛り上がりでした)を楽しむこともできました。
2つの尖塔を持つ大聖堂がランドマークなウプサラは、それほど大きくないものの美しい街並みと過ごしやすい気候で毎日ホテルへ帰る道すがら、色々寄り道をして観て回るのが習慣となりつつあります。
今週末は、リンネ博物館(ウプサラは分類学者リンネが活躍した地)や歴史博物館などウプサラの名所を巡ってみたいと思います。
9月20日(土)/No.2
スウェーデンに来て、2週間経ちました。
今週も引き続き2班に分かれ、私、桒原と、松本はAKTAを使ってタンパク質精製を、朴、山﨑の2人は全自動ウェスタンブロッティング機を使っての実験を行いました。
当初の予定通り2週間かけての実験は今日で一区切りになり、一日データ整理とプレゼン作成に没頭していると、日本の感覚が蘇ってきてこの辺りは万国共通だなあと、妙な感慨を覚えます。
こちらの研究生活は朝も夜も早く、全体にゆったりした傾向があります。
勿論、企業での研究と大学での研究には大きな差があり、スウェーデンでも大学院生は朝から晩まで実験に明け暮れるそうですが、余裕を持って日々実験に臨むGEの人々を見ていると、こういう研究生活は健全で見習うべきだと感じました。
先週末は各人自由(少々自由人過ぎるかもしれませんが)に過ごしました。
朴君は朝起きて暇だったから、という理由でストックホルムへ出かけ、山﨑は土曜の朝、思いつきで旅に出て、陸路をコペンハーゲンまで行って帰ってきました。
この辺りのフットワークの軽さは常々見習いたいものです。
私と松本君は、大人しくウプサラを観て回りました。
ウプサラは大変歴史のある街で、シンボルとなっている大聖堂がたてられたのは、13世紀(建設に165年程かかっているのでいつ建てられたというのが正確なのかはわかりません)で、近くに本部があるウプサラ大学もスウェーデン最古の大学です。
先週土曜日のウプサラは、街全体がカルチャーナタン(英語だとculture night?)という一種のお祭り状態で、深夜まで様々な出し物がいたる所で繰り広げられ、リンネ博物館や歴史博物館も特別仕様になっていて大変楽しく過ごすことができました。