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【海外インターンシップ/ウプサラ・トゥルク】報告

 Post-event Reports
2014.10.7  

 

9月27日/No.3

今日でスウェーデンGEヘルスケアでの日程が全て終了しました。
最終週は再び4人一組となり、抗体精製の条件検討を行いました。
日曜日にはフィンランドのトゥルクへ移動する予定です。
フィンランドではあちらの学生や大学の研究者との交流があり、企業であるGEで過ごした時間とはまた違った経験になると思われます。

最後の一週間も可能な限り多くのものを学んで帰りたいと思います。

 10月4日/No.4

今週から我々はスウェーデンからフィンランドへ移動し、トゥルクでの活動に移りました。

訪問先のBiocityという研究施設は、トゥルク大学の研究室を中心に様々な分野の研究室や関連したベンチャー企業が物理的に集積しており、企業とアカデミックな研究室が隣接するという日本では見られない環境で研究が行われています。

話を聞く限り研究室間の垣根も低く、保有する設備を共同で用いてハイレベルな実験をしている例を多数目にしました。

単純に設備を共用にするだけでなくその運用方法も共有できる環境は非常に合理的であるように思われます。
これらの設備の一部は企業にも解放されており、産学の垣根を越えて研究を推進する姿勢が垣間見えました。

このBiocityで我々は、各人関係する研究分野の研究者を訪問し、ディスカッションを行う機会を得ました。

バックグラウンドの異なる研究者と互いに自分の研究を紹介し、質問や助言を受ける機会と言うのは大変勉強になり、また、客観的な視点から自分の研究が批評にさらされる経験をすることができました。

水曜日には、現地の若手研究者との研究発表会もあり、互いに異なる分野の研究について英語で発表をし、質疑応答をする経験をしました。
日頃から練習をしているつもりでも、実際に外国で英語でやり取りをするのは難しいな、まだまだ修行が足りていないと改めて痛感しています。
その他にも、Biocityの建物にオフィスを持つ製薬会社Faron社のMakismow博士ともお会いする事ができ、製薬ベンチャーの戦略やアカデミックとの違い、キャリアパス等についてお話を聞く事ができました。
印象的だったのは、Faron社が大学と密接な関係を持っており、アカデミックな知識・研究を最大限に活かしながら開発を進めている点で、物理的に産学が繋がりを持っている利点を実感しました。日本でもこういった協力が見られれば新たな発展につながるのではないかと考えています。

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