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【海外インターンシップ/カロリンスカ研究所】報告

 Post-event Reports
2014.10.27  

 

2014年9月21日/No.6

今週は2週間前にガン細胞を植え付けたマウスからがん組織を採取し、来週のwhole mount stainingのための準備をしました。

組織の免疫染色をする場合は組織の切片をparaffinまたはcryosection で何umかの厚さでスライスして切片を作るのですが
whole mount は組織を切らずに又は厚いめの切片をつくり観察します。そうする事でがん組織内の血管を立体的にとらえることが可能になります。
木曜日にはcoffee hour というinternational
studentが集う機会があったので参加してみました。今期の第1回目のテーマAsian
foodで、何種類かのアジアの食べ物を食べ、その名前とどの国の食べ物かを当てるクイズでした。
日本の海苔やタイの乾燥ドリアンは分かりやすかったのですが、以外にスルメや鱈の干物のおつまみは中国や韓国でも食べられているらしく答えに困りました。
様々な国の人とクイズをしながら交流でき、お互いの文化に触れることができる機会でした。

来週はwhole mount 染色とジャーナルクラブでの発表とinternational dayの発表準備に追われそうです

 

9月28日/No.7

カロリンスカでの滞在も残り10日程になりました。
やり残すことがないようにたくさんの事を学んで帰りたいと思います。
今週はwhole mount stainingを行いサンプルをconfocal顕微鏡で観察しました。
そして今週は共同研究が行われるまでの過程を垣間見ることができました
宮坂先生のセミナーに参加してくれた阪大からカロリンスカにPosdocとしてきている先生とコラボレーションが行われるようです。
 

宮坂先生の講演から1カ月未満ですがもうすでにプロジェクトが始まっているようで、共同研究に至るまでの早さに驚きました。
更に、高額な装置の購入や技術の習得よりも、もうすでにその技術に長けている人に頼んだほうが効率的だとも思いました。
Cao教授も学生も積極的に最新の実験技術を研究に取り入れようとしてます。
一つの研究室ではすべての実験を行えないため協力で研究を行っていくスタイルで、教授も学生にコラボレーションのアプローチを積極的にとるように勧めます。

もちろん教授同士のやりとりで始まる共同研究もありますが学生同士のアプローチから始まり、教授同士の話になる感じです。
そしてコラボレーション始める上でコミュニケーション力は大事だと思いました。

自分の研究をわかりやすく意義ある研究だと説明し、相手の技術や知識が必要であるという事を伝える必要があります。
いろいろな人と交流する機会を持ちながらも、いかに自分の研究にアプライできるかを考えること忘れないようにしていきたいと思いました。

 来週は脂肪細胞から褐色細胞への分化に関する研究をしている先生について、いろいろな実験を見せてもらう予定です。

 

10月5日/No.8
ストックホルムでのインターンシップも最後の週となりました。今週の水曜日に帰国いたします。
夏の時期には緑が生い茂っていた木も赤や黄色に色づき秋の訪れを感じさせます。あっという間の8週間でした。

先週はinternational dayに参加しました。
カロリンスカと提携のある大学からの留学生がそれぞれの国と大学の事を紹介しました。

今学期のbiomedicine分野の日本からの留学生は私だけだったので私は日本の紹介をしました。
発表の準備をしているときに日本の事についてあまり知らないことに気づき恥ずかしく思いました。
他の国の学生の発表では、やはり英語が使えるという事は留学先を選ぶうえで大事な決めての一つでもあるため、それぞれの国の文化的な魅力を話しつつ、どれくらい大学が国際的に開けているかを説明してくれました。

そして水曜日には私と一緒の時期に中国から来ていた留学生が帰国するので研究室でculture night party をしました。
私はお好み焼きと巻きずしを出しお抹茶を点てたのですが Dr.Caoは森で取ってきたキノコとチキンの料理、そして握りずしを振舞ってくれました。以前から日本からの留学生を受け入れていたこともあり日本の事をよく知っておられました。

私もDumplings(餃子)を生地から作れるように学ぼうと思います。日本から持ってきたお土産を景品にビンゴゲームをしたり、中国料理を食べたりと研究室の人もpartyを楽しんでくれたようでよかったと思います。

先週は異文化に触れる機会が多い週でした。日本に戻っても異文化に触れる機会を多くし相手の国の事についてもっと知ろうと思います。
実験は様々な脂肪組織(Epidermal white fat, Subcutaneous white fat,  and Scapular brown fat) をマウスから回収し、染色やRNA抽出のための組織の処理方法を学びました.

先週も大変実りある週でした。

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