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中外製薬株式会社 企業座談会の報告

 Post-event Reports
2016.11.1  

10月26日(水)、中外製薬株式会社の服部有宏先生(研究本部 部長)および小宮崇宏先生(研究本部、研究業務推進部、研究人事グループ)をお招きし、企業座談会を行いました。

中外製薬株式会社は、バイオ医薬品の研究開発をリードする製薬企業であり、ロシュ・グループのグローバルネットワークのもと、抗体医薬、低分子医薬、そして、特に「がん」領域を中心に、アンメット・メディカルニーズを満たす新薬の創製を展開しています。これまで抗体医薬品「アクテムラ」の開発に成功し、現在では、独自の抗体改変技術を用いたバイスペシフィック抗体などの開発に取り組んでいます。

第3回目となる中外製薬株式会社とのIPBS企業座談会では、今後の進路をアカデミアか企業かで悩む学生も参加し、各自がどのように当企業に貢献できるのか、より深く当企業について学ぶ貴重な機会となりました。
博士号取得者として企業で研究することにおいては、開発した独自技術の価値を最大化するために、その技術を磨き、他の創薬ターゲットに応用できるような人材が求められ、専門というよりは研究への「技術」を意識することの必要性を学びました。
また、それらを時間とコストという制限のもと、プロジェクトの価値やリスクに配意し、有望な新薬候補の早期発見や開発期間の短縮化も要求されることを、日頃のアカデミアでの研究環境との違いとして学びました。

アカデミア界でバイオ分野の先端研究を担い十分に知識があっても、それを「創薬に繋げなければならない」、これを可能にする中外製薬株式会社の「技術」の重みを改めて感じ、企業によるシーズ探索や、アカデミアとの連携についても今一度考える機会をいただきました。

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